長野県大町市 | メディカルピュアパック更新工事

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GRIT株式会社の下山です。本日は長野県大町市の総合病院での医療用空気供給装置のうち、除湿装置および各種フィルターが一体となった『メディカルピュアパック』装置の老朽化による更新工事のレポートです。こちらの総合病院においては、新築時から改修増築工事にいたるまで、大小様々な案件でお世話になっている馴染み深い病院です。

既存空気供給装置の様子です。左側に見えるのが空気タンクで、真ん中の大きな箱が『メディカルピュアパック』となります。今回はこれを新型の『エアユニットIII』へと更新します。

まずは配管を切断して『メディカルピュアパック』を撤去します。今回は旧装置の撤去および新装置の据付作業は重量鳶さんに行ってもらいました。

旧装置を撤去したことにより露わになったコンクリート壁面へ吸音材を貼り付けて補修します。

新装置の『エアユニットIII』を据え付けて配管の接続作業を行います。

新装置用制御盤の設置に先立ち電源開閉器の設置を行います。旧装置では空気供給装置と吸引供給装置の2つの異なる医療用ガス装置が1つの電源開閉器に繋がっていました。これでは空気供給装置を更新する際に電源をオフにすると吸引装置の電源も同時に断たれる事になります。そこで、将来の吸引供給装置更新工事の際に工事がスムーズに進むよう、独立した開閉器を設置することになりました。

開閉器の中の配線工事の様子。既存配線が多くあり作業スペースが狭いですが、ミスの無いように慎重に作業を行います。

空気供給装置の制御盤を設置しました。並行して配管工事も進めていきます。今回の工事は医療用空気の使用量が比較的少なくなる土曜日~日曜日かけて作業を行いましたが、土日で完了させないと週明けのガス供給に支障をきたすため、慎重かつスピード感を持って作業を行います。

すべての配管を接続し、ガス供給圧力を監視するための圧力スイッチを設置して、配管の気密試験を実施し、最後に医療用空気の識別色である黄色で配管を塗装します。

 

全ての配管および電気工事を終えて各種試験を行った後に試運転調整を行い、無事週末の2日間で工事を完了することが出来ました。

本日もご覧頂きありがとうございました。
GRIT株式会社では、こうした医療用ガス設備などの工事を行っています。

お知らせ

2024年7月1日をもって社名を「有限会社信誠」から「GRIT株式会社」(グリット株式会社)へと変更いたしました。

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