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GRIT株式会社の下山です。本日は長野県長野市の総合病院における医療用酸素ガスマニフォールドの設備改造工事のレポートです。こちらの病院では7,000L酸素ボンベ16本をマニフォールドで供給していますが、ガス使用量の増加に伴い可搬式の液体酸素ボンベ(LGC)での酸素供給に切り替え、かつ既存のマニフォールドを予備酸素供給装置へ切り替える工事を行うことになりました。当社としては、新築時はもとより同改築時の医療ガス配管工事や保守点検作業で普段よりお世話になっている馴染み深い病院となります。
現状の酸素ガス供給装置です。7,000Lの酸素ボンベが片バンクそれぞれ2列8本の両バンク合計16本で酸素ガスを供給しています。
スペースの関係でLGC置き場および気化器の設置箇所はマニフォールドから5mほど離れた場所へ新たに設置しました。
気化器やLGC転倒防止架台をアンカーボルトで固定します。
LGC設置箇所からマニフォールドまでの配管工事を行います。
新たに設置するマニフォールドのための電源線の取出しや警報線の配線等の電気工事を行います。
保守点検用アウトレットバルブの増設を行います。配管の気密試験を行い漏洩がないことを確認し、その他の事前作業をすべて完了した後に、酸素ガスの仮設供給を行いLGCからの供給に切り替える工事を行います。
左側が既存の酸素ガスマニフォールドでこの左バンクを残して予備酸素供給装置へ切替えます。右側のマニフォールドは今回新たに設置したLGC用のマニフォールドとなります。
LGCボンベを設置して実ガスによる試運転作業を行います。
配管漏洩検査、電源線導通確認、警報確認試験および圧力調整等の最終確認を行い、LGCによる安定供給を確認して無事お客様へお引渡することが出来ました。
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