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GRIT株式会社の下山です。
内装工事の遅れなどいろいろあったものの天井内配管は比較的順調に進んでいます。こちらはシャットオフバルブ上部の様子です。フロアは大まかに北側病室と南側病室の2つに分かれており、中心付近に位置するナースステーションにはそれぞれのエリア別にシャットオフバルブが設置されます。シャットオフバルブは緊急遮断弁のことで、緊急時や工事の際にバルブを閉じて供給を遮断するために使用します。
酸素用シャットオフバルブの写真です。口径は20Aで緊急時にこのバルブから酸素を配管に流すことが出来る『緊急導入口』と呼ばれる継手が付いています。
病室内の医療ガス器具設置の状況です。本病室では壁に写真のようなスチール家具を取付け、この中に医療ガス配管やナースコール等の電気配線をとおして設置します。一般的に医療ガス器具は左から酸素(O)/空気(A)/吸引(V)とOAVの順序で設置しますが、本現場では病院様の要望により左側からVAOの順序で器具を配置しています。ただし、向かって右側の器具はOVと一般的な順序で配置しています。
こちらは先程のスチール家具が取り付けられる前の様子です。壁の石膏ボードが貼られた後に医療ガス配管を所定の高さまで降ろします。その後、病室天井の下地組みとボードの貼り付け、ボードつなぎ目のパテ処理、および壁クロス貼りがそれぞれの専門職人によって行われます。現場では内装工事との作業取合いが非常に多いため、現場状況の把握も大事ですが、それぞれの内装工事職人とのコミュニケーションを普段から取っておくことも非常に重要になります。
壁と天井のボードが壁クロスが貼られると、スチール家具の設置となります。家具の下地フレームが設置された後に電気よおび医療ガスの仕込みを行います、狭い家具内で電気配線と医療ガス配管が干渉しないように、電気工事との調整も必要となります。
様々な専門職人との工事の取り合いを経て、スチール家具製の医療機器パネルが設置されました。最後に化粧カバーを設置して完了となります。
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2024年7月1日をもって社名を「有限会社信誠」から「GRIT株式会社」(グリット株式会社)へと変更いたしました。