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長野県上水内郡信濃町 | 医療ガス配管工事
2025年の年始は1月6日から作業を開始しました。新潟県との県境にある信濃町は降雪量が半端ではなく、本日もサラサラの乾いた雪がコンコンというよりゴンゴンと降っていました。スキー場の多いこの地域の関係者の方は大喜びだと思うのですが、住んでいる方は本当に大変だと思います。
1Fの天井内配管はほぼまとまり、天井下壁に取付ける医療ガス器具を残すのみとなりました。現在は2Fの天井内医療ガス配管、LPガス配管および警報線配線工事、地下ピット内では医療ガス配管工事と、複数の場所で並行して工事を鋭意進めています。
ピンク色の部分は断熱ウレタン吹付け部となります。このウレタンは引火すると消火が困難なため、ガス溶接作業時には完全に養生をして作業を行わなければなりません。
上越市総合病院 | 吸引装置更新工事の現地調査
信濃町からR18を使って県境を越えて上越市へ。雨は重く湿ったみぞれに近い雪に変わり、街のそこら中がシャーベットと溶けた水で溢れています。同じ雪でも降る雪の質が県境をまたいでまったく変わってしまうのが、長野県北部と新潟県上越地域の特徴です。
まずは吸引装置の更新工事に先立ち現地調査を行います。当社の作業範囲は吸引配管の切り離しと接続、バルブ類、給水ユニットおよび排水配管の更新となります。ポンプの撤去および据付は重量鳶屋さんに行ってもらうため、搬入ルートや作業の取り合い部分をお互いに確認して、後ほど現場でトラブルが起きないようにします。
こちらの病院に限らずですが、医療ガス機械室が様々な資材や物品で溢れています。工事当日までに片付けていただきたいのですが、いざ現場に来ると片付いていないこともよくあることで…。
上越市総合病院 | 吸引装置更新工事の現地調査
続いて同じ病院内で行っていた保守点検作業です。本日はマニフォールド機械室内の、医療用酸素、笑気、空気および窒素の各マニフォールドの点検作業を行いました。
こちらのマニフォールド室は先程と違い、資材などがほとんど置かれておらず広々として作業を行いやすい環境です。医療用ガスマニフォールドは定期的にガスボンベの搬出搬入を行う必要があるため、ある程度のスペースを確保する必要があります。
こちらの病院における保守点検作業は4社が合同で行っており、当社は本日予備酸素マニフォールドの点検を行いました。マニフォールドの各配管接続部の漏洩の有無を確認するのが主な作業となります。予備酸素マニフォールドはその名のとおり、液体酸素と蒸発器から供給されるメイン医療用酸素ガスのバックアップとしての供給装置であるため緊急時以外は使用されません。そのため微小の漏れでも長期間をかけてボンベ圧力が降下してしまうと、ガスを使っていないのにガスが消費されてしまうことになるため、漏洩有無確認作業は非常に重要な作業となります。発報液をかけてからある程度の時間をおき、照明や鏡を使用して漏洩があるかどうかを入念に確認していきます。
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