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GRIT株式会社の下山です。7月に投稿した記事で紹介した長野県上水内郡信濃町で建設中の総合病院新築工事現場における医療ガス配管工事の続報レポートです。
2階建ての本病院も建屋のコンクリート打設を完了し、躯体工事では外張り断熱工事が、内部では内装工事が開始され、これに伴い各設備工事も開始となりました。
まずは銅管の搬入から開始です。本工事現場1F分の銅管はおおよそ1,000m弱で重量は約500kgとなります。台車にパイプ台車に載せて関連する工事の進み具合によりいつでも移動できるようにしておきます。ここ数年で銅管の価格高騰が著しくこれに伴い、銅クズの買取価格も高騰しており、各地で銅や真鍮の盗難が相次いでいます。実は当社も某倉庫に置いていた銅管の盗難被害にあいましたが、犯人の手がかりは全くありません…。
区画壁のLGS(軽量鉄骨)がどんどんと組まれています。この後LGSの石膏ボードが貼られ、各設備の配管が貫通して工事が進んでいきます。病院の内装工事は通常のオフィスビル等と異なり、石膏ボードが2枚貼りで壁の中には吸音材が仕込まれることが多いです。
配管を固定するための吊金物を設置していきます。コンクリート打設前に仕込んだインサートを使用してネジをスラブから垂らしますが、インサートがない場合や使用できない場合は後打ちアンカーを打設します。その後、吊金物に銅管を載せてUボルトで固定し、ロウ付けで繋ぎながら配管を伸ばしていきます。
見えづらいですが、天井から垂れている逆鳥居型の金物が医療ガス用配管の吊金物になります。空調機、ダクト、衛生配管や電気配線などと適切な離隔を取れるよう、施工図面で指示された箇所へ設置しなければなりません。
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2024年7月1日をもって社名を「有限会社信誠」から「GRIT株式会社」(グリット株式会社)へと変更いたしました。