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GRIT株式会社の下山です。
更新作業前の様子です。医療ガス機械室そのものは広い部屋ですが、吸引ポンプは部屋の角に位置し、特に奥のポンプは付近に柱があるため作業スペースが非常に狭くなっており、更新作業がなかなか困難な環境であることがわかります。
写真には写っていませんが、門型を組んでチェーンブロックで吊って旧ポンプを撤去搬出します。この間、もう1台のポンプは稼働していますので吸引供給に支障が出ないように慎重に作業を行います。今回もいつもの重量鳶さんに一連の作業をお願いしました。
ポンプの撤去作業と並行して給水ユニットのプレハブ(Prefabrication: 予め組み立てておく作業のこと)を行います。現地で組み立てるスペースが無いため、あらかじめ採寸をして組み上げておき、接続作業だけを現地で行います。
プレハブした給水ユニットを接続します。ちなみに、茶色いドロドロしたものが見えるのが吸引の吸込み側配管です。だいぶ汚れてますね。
給水ユニットの管端にプラグをして一旦通水し漏れのないことを確認したのちに、保温作業を行います。同時に『茶色いドロドロしたもの』を可能な限り除去清掃し、フランジ面の古いガスケットを取り外した後にヤスリで平滑に仕上げてポンプの据付作業に備えます。
新しいポンプを据え付けて配管の接続作業および電源線の結線を行います。また排水管の取り付けも行います。とにかく作業スペースが無くて大変でした。こうして全ての配管配線を接続したのちに、試運転を行い正常運転ができることを確認して、新しいポンプを連続運転設定に切り替えて、もう1台のポンプ更新作業に取り掛かります。
もう1台のポンプも同様の作業を行い、すべての作業完了後に試運転による最終確認調整を行って正常運転を確認し、通常運転状態へと制御盤の設定を復旧して、1日で工事を完了することが出来ました。
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