新潟県新潟市 | 教育施設空調設備更新工事

いつもご覧いただきありがとうございます。
GRIT株式会社の下山です。本日は新潟県新潟市での空調工事現場のレポートです。こちら公共教育施設では、暖房は温水ファンコイルで、冷房は壁付エアコンと、冷暖別々での空調設備にて運用されていましたが、今回の更新工事で温水ファンコイルと壁付けエアコンを撤去し、新たに1方向吹き出しの天井カセット型エアコンを設置することになりました。更新対象は25部屋となります。

工事開始前の様子です。天井にあるのが温水ファンコイルで左奥に見えるのが壁付けエアコンです。

工事開始に先立ち書棚、パソコン、ソファーや床なども含めて養生シートで覆い、汚損しないように養生を行います。

ファンコイル本体の撤去に先立ち化粧パネルの撤去を行います。また壁付けエアコンはポンプダウンを行い冷媒ガスを室外機に集めた後に撤去を行います。

ファンコイル本体と温水配管の接続部のバルブを閉止して配管を切り離し、溜まり水を抜いてバルブ端部にキャップを設置して配管を閉止します。同様に戻りのドレン配管もキャップをして閉止します。初回である今回はバルブの締り具合が悪くかなり水の量が多かったため大変でした。

ガス式のリフトアッパーを用いてファンコイル本体を撤去します。

撤去したファンコイルを吊っていた吊り棒を利用して、新たに設置する天井カセット型エアコンを吊るための吊り棒を設置します。寸法が当然違うので、フリーアングルを井桁に組んで、エアコン用の吊り棒をセットします。また、今回は新たに振れ止め金具も設置して強固な吊り棒を設置します。

新しい天井カセット型エアコンを吊り込みます。今回設置したエアコンは元々ついていたファンコイルよりもサイズが小さいため、このままでは天井石膏ボードとエアコンとの間に隙間が空いてしまうため、ここで内装工事業者へ引き渡して天井ボード張り作業を行ってもらいます。

内装屋さんが慣れた手つきで既存の天井ボードを撤去していきます。

この間に電工さんにも入ってもらい、室外機への電源線の工事を行ってもらいます。

内装屋さんが天井ボードの施工を行っている間、我々は天井内にもぐり込んで天井内の冷媒配管やドレン配管などの施工を行います。並行して室外機廻りの配管作業を行います。

すべての配管をつなぎ終えた後に真空引きを行います。今回は工事仕様に則って真空気密試験を行い、配管に漏洩のないことを確認しました。本現場からデジタル真空ゲージを採用しました。

最後に化粧パネルを取り付けて、室外機廻りのスリムダクトなどをまとめて工事完了です。この後、室外機電源を接続するために電工さんが入ります。試運転は設置工事が全て完了した後に行う予定です。残りは24台で工事工程としては、1台/日のペースで1.5ヶ月ほどで完了する予定です。残りの工事も事故や不具合などを起こさぬよう、安全第一ですすめていきます。

本日もご覧頂きありがとうございました。
GRIT株式会社では、こうした業務用空調機や一般家庭用エアコンの更新設置工事を行っています。

関連記事