新潟県新潟市 | 医療用ガスマニフォールド更新工事

いつもご覧いただきありがとうございます。
GRIT株式会社の下山です。本日は新潟県南魚沼市の病院における医療用ガス設備工事のレポートです。今回は2日間にわたって液体酸素ベッセルを使用した医療用酸素マニフォールド、通常の7m3ボンベを使用した医療用予備酸素マニフォールド、笑気ガスマニフォールドおよび医療用窒素マニフォールドの合計4台の更新工事を行いました。

初日は液体酸素ベッセルの酸素マニフォールドと笑気マニフォールドの交換です。院内へのガス供給を予備酸素マニフォールドによる供給に切替え、警報盤の電源を落として、液体酸素ベッセルの搬出およびマニフォールド撤去搬出を行います。今回の作業は、有限会社マルナカ工業の熊谷さんと小林さんと共に作業を実施しました。マルナカ工業さんは長野県や新潟県のみならず愛知県などの県外でも互いに協力し合いながら主に医療ガス工事を行っています。いつもありがとうございます!

酸素マニフォールド本体を壁に設置し、並行して気化装置の設置を行います。アルミ製で2基設置されているのが気化装置で、気化器や蒸発器などと呼ばれるものです。気化装置は超低温の液化酸素を外気や外部熱源で温めて気体の酸素に戻すための設備ですが、医療用酸素供給装置では主に空温式と呼ばれる装置が使用されます。1リットルの液体酸素が約800リットルの気体酸素に変わるため、院内の患者さんに清浄な医療用酸素を安定して供給する事ができます。空温式の蒸発器は外気を利用して液体酸素を温める装置のため、熱伝導が良いアルミニウム製のフィンと呼ばれる羽が気化装置の配管に多く取付けられています。

左右の蒸発器からマニフォールドまでの配管を繋ぎます。また、左右のエコノマイザー弁周囲の配管も行います。エコノマイザー弁の詳しい説明はGoogleやAI検索に譲りますが、簡潔にいえばベッセル内で液体酸素が蒸発することで自然発生する気体の酸素を、大気解放することなく有効利用して蒸発器へ送ることで、気体の酸素を捨てずに使い切るための装置です。減圧弁や安全弁とは役割が異なる装置で、文字どおり酸素ガスを100%使い切る「エコ」な機能を持った装置です。

全ての配管工事と電気工事を完了した後に、左右のバンクに1つずつベッセルを繋ぎ、実ガスによる漏洩検査を行い漏れがないことを確認します。漏洩検査終了後に配管に酸素の識別色である緑の塗装を行い、病院内の医療ガス警報盤の警報発報確認試験や試運転を行います。

2日間かけて残りの笑気ガス、予備酸素および窒素マニフォールド更新工事も同様に行いました。ちなみに、笑気の識別色は青、窒素は灰です。全ての医療用ガスには個別の識別色があります。

本日もご覧頂きありがとうございました。
GRIT株式会社では、こうした医療用ガス設備などの工事を行っています。

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