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新潟県柏崎市 | 医療ガス工事
本件の残工事としては、元請負業者にて組立予定のボンベック (シャッター付きのボンベ倉庫)内に、医療用酸素マニフォールドを組立設置し、メインシャットオフバルブ(メインSOV)と保守点検用アウトレット(OLV)を設置する工事、ならびに内部仕上げとなりますが、メインSOVとOLVの設置については、ボンベックの鋼板が非常に薄く配管支持金物の設置に耐えられないため、あらかじめベニヤ板のベースにメインSOVやOLVを組立ておき、そのベニヤ板をボンベックの壁に固定する方法を取ることにしました。
こうした現場以外の場所であらかじめ加工を行うことを『プレハブ加工 (英語の”prefabrication”より) 』と言います。プレハブ加工は、現場作業の減少による現場作業時間の短縮、品質向上と安定化や、コスト削減などの効果がある一方、プレハブ加工後の製品の運搬に制限や特殊な緩衝材が必要になるなどのデメリットもあります。

今回はベースのベニヤ板に15mm厚のものを使用しました。銅管サイズは外径12.7mmの建築用銅管3/8″です。12.7mmはちょうど1インチ(25.4mm)の2分の1なので、1/2″ (ニブイチ)と呼ぶのが自然ですし、実際に冷媒用銅管の場合は1/2″サイズと呼びますが、同じ外径でも建築用銅管になると何故か呼び径が1つ小さくなり3/8″という呼び径になるのが謎です。
まずは図面に従い大まかに配置しますが、平面上の高さやバルブ間の距離は図面で定められているものの、高さについては定めがないため、メインシャットオフバルブの高さと配管を固定するバンド (エコクリック)との兼ね合いを見て配管高さを決定します。


メインSOVをそのままベースに固定すると、エコクリックの高さが足りません。仮に何らかのスペーサーをかませたとしても、高さが低すぎてろう付け作業が困難です。よって、メインSOVの下に20mmの板を使って浮かせて、クリックバンドもスペーサーを使って高さを揃えることにしました。

今回は20mm厚板とベース板の固定に木工ボンド+コーススレッドを使用して固定し、20mm厚板とメインSOVの固定は、20mm厚板に鬼目ナットをねじ込んで、M8x20mmのボルトで固定する方法としました。M8コーチボルトでベース板まで縫っても良かったのですが、ベース板の裏側にビスやボルトを出さずに平面に仕上げたかったのと、個人的にコーチボルトの緊結力に信頼を置いていないためこの組合せとしました。

20mm厚板に鬼目ナットにねじ込み、M8ボルトでメインSOVを固定します。メインSOVの位置が平面と高さともに決まれば、後は残りの材料を図面に従って配置するだけです。

3/8″のバルブ2個とクリックバンドとスペーサーを使って固定していきます。

普段は活躍の場が少ないローテンベルガーのミニパイプカッターですが、今日は頑張ってくれました。

全ての部品を配置して再度寸法を確認して、ろう付け前の加工が完了しました。

ろう付け作業を行い、規定圧で気密試験を行い、プレハブ加工管に漏洩がないことを確認します。

最後に酸素の識別色である緑色のペンキを塗ってプレハブ加工は完了となります。次回はこのプレハブ加工したものを現地にて設置して酸素マニフォールドおよび院内への供給管と接続する作業となります。
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